最終更新:2026年10月17日

EVは維持費が安いと言われますが、自宅に充電器がない場合はどうなのでしょうか。2025年3月に納車したVOLVO EX30の実際の支払いをもとに、1年あたりの維持費を公開します。

結論から言うと、自宅充電なしでも、年間の維持費は約18万円(月あたり約14,800円)でした。

私の条件

  • マンション住まいで、自宅充電なし
  • 通勤は往復75km
  • VOLVO EX30(2025年3月納車)、EV生活2年目
  • 充電はENEOS Charge Plusのプレミアムプラン(月額2,200円)が中心

年間維持費の目安

項目年間の目安内訳
充電費用約84,000円2〜9月の8か月で56,042円(月平均約7,005円、月額2,200円を含む)を12か月に換算
任意保険65,210円2年目の保険料(三井住友海上、車両保険550万円)
自動車税25,000円初年度は6,300円、2年目以降は25,000円
法定点検0円ボルボ・サービスプランに加入のため(未加入なら約3万円)
リモコンキーの電池交換3,102円2026年4月に1回(ディーラー、税込)
合計約177,000円月あたり約14,800円

※リモコンキーの電池交換(3,102円)は、納車から約1年7か月で1回だけの費用ですが、合計に含めています。車検、タイヤ交換などの消耗品、駐車場代、サービスプランの加入費用は含めていません。車検は未経験です。

充電費用の中身(2026年2月〜9月)

維持費の中で一番変動が大きいのが充電費用です。月別の実績は次のとおりです(すべてプレミアムプランの月額2,200円を含みます)。

月走行距離充電コスト1kmあたり
2月1,492km9,298円約6.23円
3月1,338km5,984円約4.47円
4月1,578km8,833円約5.60円
5月1,293km8,426円約6.52円
6月1,279km6,578円約5.14円
7月781km4,532円約5.80円
8月927km4,829円約5.21円
9月1,479km7,562円約5.11円
合計10,167km56,042円約5.51円
  • 最も高かったのは5月(8,426円)と2月(9,298円)で、急速充電の比率が高い月でした。
  • 最も安かったのは7月(4,532円)ですが、走行距離が少なかった月です。1kmあたりでは3月(約4.47円)が最安でした。
  • 3月は、無料の普通充電スポットを長時間使えたことで、同じ距離をガソリン車(15km/L・170円/L)で走ると約15,000円かかる計算のところ、5,984円で済みました。

月ごとの詳しい充電履歴は、半年間の充電費用まとめ、8月、9月の記事で公開しています。

EVにしてから減った費用

  • オイル交換が不要になりました。以前のガソリン車では5,000kmごとに約5,000円かかっていました。
  • 自動車税が約2万円安くなりました。ガソリン車との比較はこちらの記事で詳しく書いています。

任意保険と点検

任意保険は、団体割引などを使って年65,210円でした。契約内容は任意保険の記事で公開しています。

法定点検は、購入時に加入したボルボ・サービスプランの範囲内で、自己負担は0円でした。点検の内容は1年点検の記事にまとめています。

充電費用が月によって変わる理由

同じ通勤距離でも、月によって充電費用が2倍近く違うことがありました。理由は、どの充電器をどれだけ使ったかです。

  • 無料の普通充電スポット:8月は6回の充電のうち3回が無料でした。急速充電は2回だけで、充電代は2,629円(月額を除く)に収まりました。
  • ENEOSの急速充電:分課金で、9月は1分あたり22円でした。9月は急速充電を8回、合計225分使い、充電代は4,950円でした。
  • 普通充電(カンモビチャージ・IKEA神戸など):9月は2回で合計412円と、安く済みました。時間はかかりますが、買い物や用事のついでに使えると助かります。

つまり、急速充電に頼る月ほど高く、無料や普通充電を使えた月ほど安いという関係でした。月額2,200円は毎月同じなので、走行距離が短い月ほど、1kmあたりの負担が大きくなります。

ガソリン車だと、どのくらい違う?

2〜9月の走行距離10,167kmを、ガソリン車(燃費15km/L・ガソリン170円/L)で走ったと仮定します。燃料代は約115,000円です。実際の充電費用は56,042円だったので、8か月で約59,000円の差になります。

ここにオイル交換代(以前は5,000kmごとに約5,000円)が加わらないので、差はもう少し広がります。ただし、この比較は燃料代と電気代だけで、車両価格や保険料の違いは含みません。

年間維持費を抑えるために、私が気をつけていること

  • 出勤前に10〜15分だけ急速充電する:その日に走る分だけを充電すると、無駄な充電を減らせます。
  • 買い物や用事のついでに普通充電する:待ち時間を使えるので、時間の損になりません。
  • 無料スポットの場所を把握しておく:無料で使える場所が近いと、急速充電の回数を減らせます。

年に1回ではない費用:リモコンキーの電池交換

項目内容
時期2026年4月(走行22,515km時点)
場所ボルボのディーラー
作業リモコンキーの電池交換(電池はCR2450)
電圧の計測2.6V(ディーラーのメモより)
工賃1,000円(税抜)
電池代1,820円(税抜)
合計(税込)3,102円

リモコンキーの電池交換は、毎年必要なわけではありません。納車から約1年1か月後に1回行い、3,102円かかりました。納車からここまでの約1年7か月では、この1回だけです。次に交換が必要になった時期が分かったら、この記事に追記します。

維持費で気をつけたい点

  • 急速充電は割高です。外出先の急速充電は、プランに入っていないとさらに高くなります。
  • 自宅充電なしだと、月によって大きく変わります。無料スポットを使えた月は安く、急速充電が中心の月は高くなりました。使えるサービスの選び方はこちらの記事をどうぞ。
  • 走行距離が増えるほど月額料金の負担は小さくなります。月額2,200円は走行距離が少ない月でも同じようにかかります。
  • バッテリーの改善作業は、まだ実施されていません。高電圧バッテリーのセルモジュール交換が決まっていますが、2026年10月時点では部品待ちで、費用は発生していません。詳しくはこちらの記事にまとめています。

まとめ:自宅充電なしでも年間18万円前後

自宅に充電器がなくても、EX30の年間維持費は約18万円でした。内訳は、充電費用が約84,000円、任意保険が65,210円、自動車税が25,000円で、このほかにリモコンキーの電池交換が3,102円です。

ただし、充電費用は使い方で数万円の差が出ます。無料スポットや普通充電をうまく組み合わせられるかどうかが、自宅充電なしでEVに乗るうえで一番の分かれ目だと感じています。今後、車検やタイヤ交換などの費用が分かったら、この記事に追記します。